手首のエレベーター

こんにちは。

松岡音楽教室講師の松岡優明です。

基本のタッチ(ロシアンメソッドって何?(4) で詳しく紹介しています)では、

まず手首をエレベーターのように使うことを併せて指導しています。

重量奏法では重力に腕の重みを任せて降り落とすのではなく、

まずはインナーマッスルを使い、腕の重みをゆっくりと鍵盤に置くように、

等速直線運動で打鍵を行います。

重力に任せ、鍵盤に向かって

等加速直線運動を行うと、

鍵盤の底を打ち抜くようになりがちで、

それに伴う下部雑音も多くなってきます。

また鍵盤の底に突く時の衝撃を手首が受け止める形になり、

関節の生まれつき柔らかい人や、

手の小さい人にとっては手首を故障する直接的な原因ともなりえます。

出したい音のイメージを見据え、

精神をそこへ向けて研ぎ澄ませたら、

指揮者のタクトをイメージして手首を上へと持ち上げ、

そのタクトの速さを決して超えないスピードで鍵盤に手首を置くようにして打鍵します。

この時には勿論、

しっかりと虫様筋で手の内に支えを持っていることが大前提です。

手首のエレベーターの速さや高さだけでも、実に様々な音色が得られます。

近日中に動画をアップしようと思います。

「手首のエレベーター」是非実践してみてくださいね。

松岡音楽教室

松岡優明

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