手のポジションについて(2)
自然に手を前に出したときに、手の甲は少しだけ外側に傾いていました。
この手の傾きをなるべく崩さないように使うことには、重要なヒントが隠されています。
大事なメロディはおおよそ最高音が担当し、同じく大事なバスは最低音にあります。
ピアノの鍵盤は、上にいくほど音は高く、下にいくほど低くなっていきます。
これは幸いなことに、この手を外側に傾けたポジションがおおよそのシーンで適していることになります。
このポジションでは外側にある5、4、の指が重心を担うためです。
このようなポジションを取ることで、様々な問題は実に容易に解決されていきます。
このように手の自然な傾きに乗っ取っり、2の指が正面を指さすように、そして爪はすこし外側を向くようにします。
このようにポジションを取ることで、
肘や手首を柔軟性に使いやすくなり、尚且つ手の中の支えは失われなくなります。
手首や肩も同様に極めて自然な状態にあるため、手首を痛めることもほとんどなくなります。
では、このポジションにおいて、
指をどう使っていくことになるのでしょうか。
に続きます。
松岡音楽教室
松岡優明
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